バイクとカメラで遊ぶブログ

モータスポーツ、バイク、写真、アクションカムで遊んでいます。サラリーマン時代のライフハック、ワークハック的な話も少々。

スノーバイクでレースした | KTM 450 SX-F | TIMBERSLED

スノーバイクでレースした | KTM 450 SX-F | TIMBERSLED

"ヨンゴー" でスロットル全開。モトクロスでも出来ない全開率は、リアの高いグリップ感による。

 

冬にバイクは乗れないから、他の趣味に励む。

そんなオフシーズンを一変させる新たなアクティビティが「スノーバイク」である。

www.daytona-goto.com

JSBC 2018 | Japan Snow Bike Championship Series 2018

開催クラスは以下の3クラスである。

  • 250 クラス
  • オープンクラス
  • ビギナークラス

 

2ラウンドでチャンピオンを争う。

モーターサイクルをベース車両とし、後輪をクローラー(キャタピラ)に換装、前輪を1本のスキー状のものに換装した車両を使用した、モトクロス方式スプリントレース。

 

コース内の雪が踏み固められるにつれて、スノーバイクのフィーリングはモトクロスそのものである。いいラインにはバンクができ、キャタピラによる深いわだちが現れる。いいラインのわだちに入れば、綺麗なラインでコーナーを抜けて、加速していける。わだちに抗うと、挙動が乱れる。急激な動作を行えないスノーバイクは、バトルも難しい。

 

エントリーしたのは、「ビギナークラス」である。ビギナークラスとはいえ、参加者は皆、バリバリのモトクロス・エンデューロライダー達。結果は惨敗…(笑)

悔しい。夏のモトクロスへのモチベーションが一層高まった。

 

第2戦は、3月18日(日)に日高町で開催される。

 

 

 

スノーバイクの景色

ヒート1のオンボード映像。他車の後ろにつけると、ラインが全く見えなくなる。
ヒート2のオンボード映像。コースがかなり踏み固められたコンディションは、完全にモトクロスのフィーリングである。

スノーバイクに乗った | KTM 450 SX-F | TIMBERSLED

スノーバイクに乗った | KTM 450 SX-F | TIMBERSLED

冬の新しいアクティビティ「スノーバイク」。操作感はバイク、挙動はスキーといったところ。

 

冬にバイクは乗れないから、他の趣味に励む。

そんなオフシーズンを一変させる新たなアクティビティが「スノーバイク」である。

スノーバイクのフィーリングとは

乗り始めは、全く曲がれない。ハンドリングとしては、相当アンダーである。ただ、10数分ですぐに慣れる。

 

スロットルを開けると、エンジンパワーなりに、ぐんぐんと加速する。シフトアップしていく。フロントブレーキはない。

スロットルを閉じると、一気に減速感を感じる。フロントのスキー部分に摩擦はほとんどないが、リアのキャタピラのパワーが雪に食われていく。基本的には、スロットルを全閉にするシーンはほとんどない。コーナリングに入る際にも、軽く開けていくほうがスムーズである。

 

コーナリング感覚については、モトクロスの荷重とハンドリング操作に合わせて、スキーの旋回感を感じることができる。ターンインのきっかけから、アンダーなハンドリングを感じることになるが、少し大げさに荷重移動し、曲げていく。

 

誰も踏み入れていない新雪を走るのは、最高に気持ちいい。

泥だらけなモトクロスとは違い、走り終わった後の洗車を気にすることもない。

 

 

 

スノーバイクの機構

フロントタイヤはスキーに、リアタイヤはキャタピラに換装する。 

試乗・施工ができるショップはまだ少ないが、体験する価値がある。

 

ロードとオフの違いを考える | ライテクを学ぶ

ロードとオフの違いを考える

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Husqvarna TC125 での練習中のワンシーン。着座位置が後ろすぎるため、車体本来の挙動(特に、旋回性能)を引き出せていない。

 

ハスクバーナ TC125 を買い、本格的にモトクロス(オフロードバイク)に取り組み始めた。

これまで乗ってきたバイク、デイトナ675(トライアンフ)、WR250X(ヤマハ)とは挙動が全く異なり、乗り方も変える必要があると感じた。

 

着座位置とステップ荷重

まずは、着座位置を改めなければいけない。

 

ロードでの着座位置は、「出来るだけ後ろ」にしていた。リアカウルのシートストッパーに腰を付ける。自身の体重をリアサスペンションに預ける。リアのプリロードと減衰の設定にもよるが、私は体重が軽いため、前乗りは出来なかった。

対して、TC125 (モトクロス)での着座位置は、「出来るだけ前」にする必要がある。後ろ乗りすると全然曲がらない。フロントタイヤと地面の接地点をめがけて乗り込んでいくイメージだ。

 

また、ステップ荷重も改めなければならない。

 

ロードにおいては、ステップ荷重はほとんど意味をなさない。ステップを踏む(踏ん張る動作)ことはあっても、荷重はしない。

対して、TC125 (モトクロス)では「スタンディング」を多用するため、ステップ荷重で曲げていく必要がある。

 

 

 

もう少し乗り込んでいく

スロットル開けなさすぎ… TC125(モトクロス)の挙動に慣れていない。

 

TC125 には、まだ数回しか乗れていない。来シーズンは春からどんどん乗って、身体にオフロードバイクの挙動を覚えさせていく。

そのうち、レースにも出たい。

 

ハスクバーナ TC125 を買った

ハスクバーナ TC125 を買った

 

 

ハスクバーナ TC125 を買った。

125cc の2stモトクロッサーである。2stも、モトクロッサーも初めてである。

「2stはピーキーで扱いづらい」と多くの知り合いから聞いたことがあったが、近年の2stマシンは軽くて扱いやすく、かつパワーバンドの加速感は格別だ。初心者でも十分に乗れるマシンである。

 

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練習中のワンシーン。まだまだ、乗れていない。座る位置がイマイチな模様。

 

オフロードバイクの知識は、ほとんどない。デイトナ675、WR250Xで得た知識では全然足りない。

ライディングはもちろんのこと、ハード面は全然違う。混合燃料のこと、キャブレターのこと、タイヤ種別と空気圧のこと。

走れば泥塗れになるため、洗車も必要だし、チェーンルブもロード用とは種類が違う。日々のメンテナンスをしながら、学んでいきたい。

 

シート高は992mmもあるが、サスペンションの沈み込みのお陰で、足つきはそこまで気にする必要はない。車体重量も軽い。

最高出力は40PS、車体重量は約90kg、パワーウェイトレシオは 2.25kg/PSである。(WR250Xのパワーウェイトレシオは4.32kg/ps)

 

 

 

外観と各種装備

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TC125 Husqvarna 2015年式 -125ccの2ストロークエンジン・フルサイズ

フレーム:クロモリ製

ギア:6速

車両重量:約90kg(燃料を除く)

シート高:992mm

 

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エンジンは非常にコンパクト。125ccとはいえ、パワーバンドの加速感は凄い。

 

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前後サスペンションは "WP" 製で、アジャスタブル機構あり。

リアサスペンションはプリロードと、リバウンド、コンプレッション(高速・低速)の調整が可能。フロントサスペンションはリバウンド、コンプレッションの調整が可能。

 

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ノーマルでは、キックスタートのみだが、追加オプションでセル機構を増設してある。転倒等からの素早いエンジン始動と、キック不要なことによる体力温存に有効。

国産メーカーにおいては、未だセルを装備していない車種がほとんどであるが、世界的にはセル装備がスタンダードである。

KTM 150 XC-W 2017 に乗った

KTM 150 XC-W 2017 に乗った

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試乗車を撮影した。汚れているほうが格好良いが、試乗車はピカピカである。XCはクロスカントリー、Wはワイドギアレシオの意である。

 

国内では、DUKE, RCが著名なシリーズであるKTM。

"KTM 150 XC-W 2017" は、2ストローク, 150ccのエンデューロマシンである。

モトクロス、エンデューロマシンの性能においては、国産メーカーとは一線を画すクオリティである。

このクラスで、リチウムイオン電池式のセルスターターを装備している。

劇的な機動性

軽量な2ストロークエンジンと合わせたフレーム、ホイールの組み合わせにより、とにかく軽い。

とはいえ、剛性感は十分に感じられる。ハードブレーキ、スロットルオープンのシーンで不必要にしなる感じがない。

 

ギャップで車体が暴れるシーンにおいては、自ら制御できる。前後サスペンションが、エンジンパワーとフレームを適正に支えている。

ブレーキ・クラッチレバーは150ccクラスとは思えないほど、剛性感がある。

 

 

 

適量なパワー

プロフェッショナルには物足りなさを感じるだろうが、ファンライドには、十分なパワー感である。2ストロークエンジンにおける急激な出力がほとんどない。女性でも十分に乗りこなすことが出来ると感じる。

 

ピーク時のパワーにおいてはその軽さにより、4ストローク250ccマシンに劣らない加速感を感じる。

「2ストロークモトクロッサーには、ファンライドでとても乗れたものではない」という話を聞いたことがあるが、海外における最新のマシンは、既に新たな進化を遂げている。

ヨーロピアンな雰囲気

性能的な有用性を語ったところで、購入の決め手になる人は、あまりいない。

最後は、やはりデザインと所有感である。

青い芝に停めておくだけで、日本とは思えない雰囲気を醸し出す。

不用意にカスタムに走らないほどに、各パーツがきれいにまとまっている。

膨張室とエグゾーストマフラーも、国産メーカーのそれとは質感が違うのが見て取れる。

 

海外メーカーの、それもオフロードマシンを試乗する機会は貴重であった。

国産メーカーのお値段と比較するとお高く感じるが、イイものに触れたら、欲しくなる。およそ70万円でこのクオリティであれば、納得して購入できる。