レースに出るということ
レースに出るということ
モータスポーツを始めた者にとって、最初の目標になることは「レースにエントリーし、出場すること」である。
ファンランをやっていると、おのずとサンデーレーサーに憧れ、いつしか仲間からレースに出ることを勧められる。
スタートラインにマシンを並べるまでには、時間と労力がかかる。当然、他の趣味とは段違いの資金を必要とするのがモータースポーツである。
一度踏み込んだら、二度と忘れられない世界。それがモータースポーツであり、バイクであり、レースの世界である。
日本には世界に誇る自動車メーカー・バイクメーカーが存在している。
二輪
HONDA,YAMAHA,Kawasaki,SUZUKI...
四輪
HONDA,TOYOTA,NISSAN,SUBARU,MITSUBISHI,MAZDA...
日本人最高のドライバー "佐藤琢磨"
また、世界で活躍する日本人を観るたびに心が熱くなる。近年では、2004年にF1のフルタイムドライバーとなり、2017年インディ500で優勝した"佐藤琢磨"に惹かれる。
彼のモットーである、"NO ATTACK NO CHANCE" に象徴されるように、モータースポーツの勝者は1位のみであり、2位以下は敗者である。
目の前のライバルとのバトルに打ち勝つ。素人からは無謀ともみえるオーバーテイクにチャレンジする。
プロのレーサーにとっては、至極当然の志とも思える。
さて、アマチュアのレーサーにとっては、仕事があり、家族があり、体が大事である。
資金と時間、ケガのリスクをかけてまでも、レースに出るモチベーションとは何だろうか。
一度踏み込んだら、二度と忘れられない世界。それがモータースポーツであり、バイクであり、レースの世界である。
非日常のスピード域でマシンと一体化し、チェッカーを目指す。どれだけ練習しても、理想とするラップタイムへの研究は尽きない。
モータースポーツの世界
マシンから降りた後も、トレーニングを必要とする世界。
レース中に前後とのタイム差、チャンピオンシップにおけるポイントを計算できる冷静さを必要とする世界。
国内の売り上げを据え置き、北米とアジアに注力する方針も理解できるが、
日本のメーカーは、モータースポーツの魅力をもっと発信してほしい。
セクタータイムの重要性 | GPSデータロガー | LAP+(ラプラス)
プロフェッショナルとファンライドの違い
1周をまとめて速く走る。
予選、決勝に関わらず、サーキットを走る上で、よく聞く言葉です。
複合コーナーでは、前半のコーナーの速さを犠牲にして、
出口側のコーナー脱出速度を高めるように走行ラインを組み立てます。
速く走れる人は無意識にこれを実践します。
膨大な経験の中から、理想的な解を感覚で取り出します。
一方、ファンライド(走行経験の浅い)な人には、
頼る経験がありません。
限界を超えて、ケガをするリスクも考えると、タイムは中々出ません。
私の体験談
- ストレートはきっちり全開
- 無理にコーナリングスピードを求めない
- アウトインアウトを意識し過ぎず、全開区間を長く採る
- コーナー進入時にブレーキングポイントを少しづつ奥に採る
このあたりを体に覚えさせた暁に、やっと初心者が卒業(?)と言えるタイムになってきました。
次に取り組んだことは、フォームの改善です。
リーンウィズから、ハングオフの方面へ。
ハングオフにすることで、1次旋回の速度が劇的に速くなりました。
ブレーキングポイントもより奥に採れるようになりました。
もっと速くなるために、1周のトータルタイムだけではデータが足りないと感じ、
GPSロガーを購入しました。
ハードウェア
GL-770 Bluetooth Smart搭載GPSロガー
ソフトウェア
以下がLAP+が出力するレポート。
※スランプ時の「桶川スポーツランド」走行データ
スランプだと思っていたが、各セクターのベストタイムを合計(BEST-BEST)すると、自己ベストと僅か0.2秒の差だった。
きっちりと1周をまとめ切れていないだけで、そんなに調子が悪い訳ではなかった。
データ・リテラシー(情報を読み解く力)を鍛えることで、様々な切り口で分析が可能になることを体感。
手軽かつ強力な分析ツール "LAP+(ラプラス)"
電源を入れて、養生テープでマシンに固定するだけ。
何が一番凄いかというと、セクタータイムを計測後に設定できます!
時刻情報と地点情報が基になっているためだと予想。
つまり、セクターどころか、1つのコーナー単位でデータを比較できます。
但し、複合コーナーで細かく切ると冒頭で書いた、「1周をまとめて速く走る」につまづきます。
ある程度の距離があるストレートエンドでセクターを切ると、うまく比較できると思います。
桶川スポーツランドの場合、ストレートが短く、ほとんど複合コーナーなので、
難しいところです。
バイクのヘルメットの選び方 -フィッティングの重要性-
バイクのヘルメットの選び方
バイクのヘルメットに少しでも不満がある方は、是非やってみてください。
騙されたと思って、やってみてください。
ヘルメットの性能の素晴らしさを体感出来ます!
ヘルメットを選ぶうえで、フィッテングは非常に重要です。
私バイクを乗り始めた当初、SHOEIのX-12を購入しました。
フィッティングをしなかった故、とにかく前にずり落ち、上半分の視界がありませんでした。
その度、走行中に直していました。(姿勢が変わるし、風の抵抗を受けるし、またすぐぐずり落ちてくる…!)
- 視界が狭い。
- 簡単に脱着できる。
- 小1時間のライディングで頭が痛くなる。
- ヘルメットが重く感じる。
他にも色々ありますが、上記のような状態を経験されていれば、
それは概ね、誤ったサイズのヘルメットだと考えてよいです。
改善のためにすることは、たったひとつです。
バイク用品店に行き、ヘルメットのフィッティングをお願いしてください。
※一度やり方を覚えれば、ある程度自分で出来るようになります。
バイク用品店には、AraiとかSHOEIでフィッティングの研修を受けた方がいます。
このフィッティング研修は、SとかMとかではなく、
個人の頭の形状に合わせて、内装を組み上げるための研修です。
フィッティングの方法
フィッティングは、以下のような流れで試していきます。
- 頭を採寸する。(ベースとなるサイズがわかります。)
- 試着する。
- 両手を組んで、頭の裏から目の方向に押してみる。
- 両手を組んで、頭の上から下に押してみる。
- 首を色んな方向に振ってみる。
- 厚みが足りない箇所に内装を足す。
- 2に戻る。(満足したら終了!)
簡単に脱着出来るのは、緩すぎです。
余りにもキツいのもダメ。
頭のどこかが押されている感じは、他の部分の内装が薄い状態です。
頭全面が内装に押されていて、首を振ってヘルメットの重さを感じない感じがベストです。
私のフィッティング体験談
私がフィッティングをお願いした某有名バイク用品店の店員さんは、
あまり商売っ気がなく、接客も普通なのですが、
フィッティングに関してはプロフェッショナルで、ヘルメットはその店員さんから買いたいと思います。
大多数の人はバイク用品店で試着し、ネットで購入しますが、
フラッグシップモデルを買ってもサイズがあっていないと性能を発揮できません!
特にサーキットでは、視界が悪いと無意識に恐怖感が出てしまい、
スロットルを戻している場合もあります。
私が現在使用しているヘルメットは、以下の2つ。
- X-14
- VFX-W
いずれもきっちり店員さんと相談してフィッティングしたおかげで、快適です!
街乗り、ツーリング、サーキット、モトクロス、どのシーンでも視界良好で、
軽く、疲れません。
快適すぎるので、部屋の中で無駄に被ったりしているこの頃です…(笑)
先代のX-12。思い出として、手元に残してあります。
モトクロスコースを試走した
モトクロスコースを試走した
前回記事の続きです。
白く塗った木杭をコース両端に打ちます。
1.4kmのコースを回り、ひたすら打ち込みます。
起伏のある土を歩くだけで、かなりの重労働です…
一通りの作業が終わり、いよいよ試走します。
バイクと芝刈り機とペンキ
バイクと芝刈り機とペンキ
最高の天気です。
バイクにはあまり乗らず…
大量の木杭を白く塗ります。
見渡す限りの青い芝。
伸び放題の芝をひたすら刈ります。
着々と完成に近づいています。
乞うご期待。