セクタータイムの重要性 | GPSデータロガー | LAP+(ラプラス)
プロフェッショナルとファンライドの違い
1周をまとめて速く走る。
予選、決勝に関わらず、サーキットを走る上で、よく聞く言葉です。
複合コーナーでは、前半のコーナーの速さを犠牲にして、
出口側のコーナー脱出速度を高めるように走行ラインを組み立てます。
速く走れる人は無意識にこれを実践します。
膨大な経験の中から、理想的な解を感覚で取り出します。
一方、ファンライド(走行経験の浅い)な人には、
頼る経験がありません。
限界を超えて、ケガをするリスクも考えると、タイムは中々出ません。
私の体験談
- ストレートはきっちり全開
- 無理にコーナリングスピードを求めない
- アウトインアウトを意識し過ぎず、全開区間を長く採る
- コーナー進入時にブレーキングポイントを少しづつ奥に採る
このあたりを体に覚えさせた暁に、やっと初心者が卒業(?)と言えるタイムになってきました。
次に取り組んだことは、フォームの改善です。
リーンウィズから、ハングオフの方面へ。
ハングオフにすることで、1次旋回の速度が劇的に速くなりました。
ブレーキングポイントもより奥に採れるようになりました。
もっと速くなるために、1周のトータルタイムだけではデータが足りないと感じ、
GPSロガーを購入しました。
ハードウェア
GL-770 Bluetooth Smart搭載GPSロガー
ソフトウェア
以下がLAP+が出力するレポート。
※スランプ時の「桶川スポーツランド」走行データ
スランプだと思っていたが、各セクターのベストタイムを合計(BEST-BEST)すると、自己ベストと僅か0.2秒の差だった。
きっちりと1周をまとめ切れていないだけで、そんなに調子が悪い訳ではなかった。
データ・リテラシー(情報を読み解く力)を鍛えることで、様々な切り口で分析が可能になることを体感。
手軽かつ強力な分析ツール "LAP+(ラプラス)"
電源を入れて、養生テープでマシンに固定するだけ。
何が一番凄いかというと、セクタータイムを計測後に設定できます!
時刻情報と地点情報が基になっているためだと予想。
つまり、セクターどころか、1つのコーナー単位でデータを比較できます。
但し、複合コーナーで細かく切ると冒頭で書いた、「1周をまとめて速く走る」につまづきます。
ある程度の距離があるストレートエンドでセクターを切ると、うまく比較できると思います。
桶川スポーツランドの場合、ストレートが短く、ほとんど複合コーナーなので、
難しいところです。