YouTube パートナープログラムの変更 | 収益化のハードル
YouTube パートナープログラムの変更
来るべくして来た。予想よりも、早かった。「YouTube パートナープログラム」規約が変更された。
私は、2015年から YouTube にチャンネルを作成し、動画を投稿している。YouTube による収益によって、生計を立てたいとは考えていなかった。
バイクでのサーキット走行動画を投稿することで、同じサーキットに通っている方と交流があったりした。
出先でも、フォームやライン取りを確認して、イメージトレーニングに取り組んでいた。
収益化のハードルが上がった
YouTube を収益化するには、自身のチャンネルを「YouTube パートナープログラム」の規約に適合させ、審査に通過する必要がある。
以下が条件である。
2017年4月時点
チャンネルで公開している動画の合計視聴回数が10,000回以上
2018年2月
- 過去 12 か月間の総再生時間が 4,000 時間以上かつ、
- チャンネル登録者が 1,000 名以上
発展前・新規参入チャンネルは軒並み「収益ゼロ」へ
私の YouTube チャンネルは、2017年7月から収益化した。上記のグラフは、月別の収益である。
YouTube にチャンネルを持ち、収益化しているチャンネルの98%は年間100ドル以下の収益しかないという。この98%に配分されていた収益を、残りの2%に配分することになる。
厳密に数値でハードルを設けたことは、正しいといえる。
質の高いチャンネルの価値を高めることができる。
但し、この変更によって、規約違反(著作権・倫理的…etc)であるチャンネルを駆逐することはできないだろう。
問題のあるチャンネルは減らない
今回の規約の変更は、質の高いチャンネルへの「収益集中」と、コンテンツの「健全化」を図るための施策と謳っている。これは、恐らく建前だろう。コストカットにほかならない。
少ない収益であっても、それをモチベーションに投稿を続ける人は多い。彼らのモチベーションを削ぐことになる。
ニッチな分野の投稿も減少していくだろう。新たなサービスが台頭するきっかけになるかもしれない。